まずはっきり言っておきましょう。AI彼女アプリを使うなら、あなたのデータがどこへ行くのか、どれくらい保存されるのかを知っておく必要があります。
会話内容も、あなたの名前も、使っている端末の情報も——すべて、サーバーに送られています。「削除したから大丈夫」というわけではない場合もあります。確認する価値があります。
会話履歴と保存期間を調べる
あなたが毎日AI相手と交わす言葉は、どこに、いつまで保存されているのか。これを確認するのが第一歩です。
例えば、「ひかり」という愛称でAI彼女と話していたとしましょう。その会話ログが1か月で消されるのか、1年残るのか、ずっと保存されるのか——アプリによって全く違います。
確認するべき質問:
- 会話はいつまで保存されていますか?
- 削除した会話は、本当に削除されていますか?
- 会話データがAIの学習に使われていますか?
これらは、各アプリの設定画面やプライバシーポリシーに書いてあるはずです。書いていなければ、直接問い合わせる価値があります。
あなたの個人情報は何が集まっているか
AI彼女アプリは、会話だけではなく、さまざまな情報を集めています。
- メールアドレス
- 支払い情報
- ログイン場所や時間
- 使っている端末の種類
- あなたのアプリ内での行動(どんな話をしたか、どのキャラを選ぶか、いつ使うか)
これらの情報が、アプリ企業の内部でどう使われているのか。マーケティングに?AIの改善に?第三者に売られているのか?
確認するべき質問:
- 支払い情報はどこに保存されていますか?(決済代行会社に託されている?自社サーバー?)
- あなたの行動データは、広告配信や他の目的に使われていますか?
- 企業が売却されたり買収されたりしたとき、データはどうなりますか?
アカウント削除と登録キャンセルは別かもしれない
これは意外と見落とされるポイントです。
あなたがアカウントを削除しても、自動更新の登録が生きていたら、課金が続くかもしれません。ブラウザをシークレットモードで使っても、あなたがサーバーに送った情報はサーバーに残っています。
「アカウントを消した」「登録をキャンセルした」「有料プランを解除した」——これらは全く別の手続きかもしれません。
確認するべき質問:
- アカウント削除と登録キャンセルは、同時に行われますか?別々ですか?
- 登録キャンセル後も、支払いが続く可能性はありますか?
- データ削除の申請は、どのくらいの期間で完了しますか?
あなたのデータをコントロールする
最後に、あなたにできることをまとめます。
- プライバシーポリシーを「読む」。難しければ、日本語の要約がないか探す。なければ、問い合わせ欄で聞く。
- 設定画面で、データ共有や広告設定を確認する。
- 支払い方法を把握する。クレジットカード直課金か、サブスク代行か。
- 定期的に(例えば月1回)、あなたのアカウント設定を眺める。何か変わっていないか。
- やめるなら、アカウント削除と登録キャンセルを同時に進める。
あなたが何を話しているのか、どんな相手を選んでいるのか——それはあなた自身のこと。だからこそ、どこへ行っているのか、ちゃんと知っておく権利があります。
気軽に始めたはずのAI彼女との会話も、あなたのデータという形で生き続けるかもしれません。それが気に入らなければ、今この瞬間から確認を始めるといい。
3つの質問
AI彼女アプリを使ったら、自動的に学習に使われるんですか?
それは、アプリによって異なります。プライバシーポリシーに「会話データを改善に用いる場合がある」と書いてあれば、そういう可能性があるということ。書いていなければ、問い合わせてみてください。あなたが話したことがどう使われるのか、確認するのは当然の権利です。
登録をやめたら、会話は全部消されますか?
『全部消される』と書いてあるアプリなら、その指示に従いますが、そうでなければ確認が必要です。アカウント削除後も、一定期間データが保持される場合もあります。削除完了までのスケジュールと、最後に残るデータが何か——それを知っておくといい。
シークレットモードで使えば、プライベートですか?
ブラウザのシークレットモード(プライベートブラウジング)は、あなたのローカル履歴には表示されなくなりますが、アプリ側はあなたからのデータを通常通り受け取ります。つまり、サーバー側にはいつも通り記録されるということ。シークレットモードと、アプリのプライバシー設定は別の話です。